──私は……家出をしました。
夏の姪露 -濡れ透けの姪と終わらない家出-
『家出したずぶ濡れの女の子』
色艶、湿度、息遣い……
興奮を促す要素とは何か。それらをパズルのように注意深く
そして一つの物語として組み上げました。
また、多彩なシチュエーションを用意しながらも
少女の心の移ろいと物語の流れにフォーカスして作られています。
──せめてもとスカートを絞ります。
母の再婚…… この作品の主役『真由(まゆ)』は、のんびりとして我慢強い子ですが、新しく父親となった男の行動に危機感を募らせ家出してしまいます。彼女は保護を求めて祖母の家がある田舎へとやってきましたが、途中大雨のため往生してしまい、無人駅舎へと避難します。そこに兄と慕っていた叔父が迎えにやってきました。
「濡れ透け」がこの作品の出発点です。ずぶ濡れの女の子が持つ視覚的要素こそ、興奮を呼び出す強い要因であることは間違いありません。
──さっきまであんなに優しかったのにぃ
叔父の迎えに安心したのもつかの間、アクシデントで叔父に抱きついてしまう彼女。そんな些細なきっかけで二人の関係は一線を越えてしまいます。年もそう離れてなく、兄と慕い、気を許した間柄だった男の豹変に彼女は驚き戸惑います。
もちろん二人の物語はここから始まります。可愛がっていた少女の成長した身体を押し付けられて理性がどれだけ持つか? やってみる価値はあるでしょう。
(──や、やっぱりエッチはされちゃうんだ!)
一度の過ちでは興奮は治らず、何度も行為を重ねます。しばらくして汚れた身体を洗うために場所を移すことを提案されます。仕方なく同意した真由。行き先は…… ラブホテルでした。
「女の子を不幸なままにしない。そして興奮できるもの」 その通りです。今回は物語がハードであるためより慎重である必要があります。心と興奮をどう繋げていくのかが強い課題です。
雨の降っていないところに…
無人の駅舎からホテルへと移り、次々と行為を受け入れていく真由。より過激になる行為と身体から受ける強い刺激に抗えなくなリ、やがてその求める心に流されていきます。
今回もバリエーション豊かな男の欲求は健在です。せめられるのはいつも一箇所とは限りません。行為も次々とエスカレートしていきます。しかし、その中にも一本筋の通った男女の心の移ろいの表現が込められています。
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